たべるの

実山椒で絶品しぐれ煮

2008年6月6日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は下ごしらえした実山椒で絶品しぐれ煮を作ります。

しぐれ煮とは、アサリやハマグリといった貝類や牛肉などを、
ショウガと一緒に甘辛く煮付けた佃煮のこと。
ダシ汁はもちろん、水も使わず、お酒とお?油と少々の甘みでさっと煮るだけ。
降ってすぐ止む時雨(しぐれ)のような調理法だからその名が付いた、という節もあります。

定番のおかずとしてわたしは頻繁に牛肉のしぐれ煮を作りますが、
この季節には、たっぷりの実山椒を加えて煮ます。
ピリッとした爽やかな辛みがクセになる絶品おかずです。

「実山椒のしぐれ煮」

【材料】

牛肉 200g(牛脂+切り落とし肉)
ゴボウ(太) 1本(細めなら2本)粗めのささがきにする
ショウガ 1カケ せん切りにする
実山椒 大さじ2
カップ1/2
みりん 大さじ2
醤油 大さじ3

近所のお肉屋さんで見つけた
「牛の脂 うまみの素」
脂身がたっぷりついた状態の切り落とし。
お肉屋さんで分けて貰えますよ。
入手困難な場合は、普通の牛脂と肩ロースやすね肉などの切り落としでOK。

【作り方】

  1. フライパンで肉の脂身の部分を弱火でじっくり炒める。
  2. 脂身からにじみ出た油分で、ショウガ、ごぼう、肉の赤身を炒めていく。
  3. 肉の色が変わったら、酒加え一煮立ちさせ、中火で5分ほど煮る。途中、アクも取る。
  4. 煮汁が半分くらいになったら、みりん、醤油、実山椒を加え、火を強めて汁気を飛ばすように煮詰めていく。
  5. 焦がさないよう、全体を混ぜながら煮切ったら、出来上がり。

実山椒の量はお好みで増減させてください。
一応、大さじ2としていますけど、倍くらい入れてガツンと辛くするのも美味しいの。
お酒の量は「ひたひた」が目安。
ある程度お酒で煮た後、後で甘み(みりん)と塩分(醤油)を足していくと失敗がありません。
味見をしながら、濃さを加減してください。

この「実山椒のしぐれ煮」を白いご飯にのせて、
牛丼のようにしていただくのがわたしの一番の好物です。

薬味セットをたっぷり掛けた冷や奴、サバの塩焼き、
ナメコの赤だし、そして実山椒のしぐれ煮丼。
これが、この季節限定の、我が家のご馳走です。

あ〜、幸せ。

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