たべるの

「遠野食肉センター」レポート その1

2019年5月31日
梅沢義明梅沢義明

ちょうど1年

 たべるのラム部に参加してちょうど1年になりました。1年前にはなくて今あるものと言えば、今年の3月23日に東日本大震災から8年にしてやっとつながった三陸鉄道リアス線。私が暮らしている大槌町の大槌駅もこの日に開業し全線開通となりました。

震災後に移住した私ですら泣きそうになるのですから、町の皆さんにとってこの日をどれだけ待っていたことかは言うまでもありません。

 鉄路がつながって、次につながったのは三陸道と釜石道の陸路でした。部分開通していた三陸道が次々につながり、釜石道の遠野ICから仙人峠道路とつながる遠野住田ICができて、ついに太平洋沿岸の釜石市から日本海沿岸の秋田市まで史上初めて高速道路でつながりました。ラム活レポートでお馴染みの遠野市まで私が暮らす大槌から1時間のところが40分に短縮され、三陸道では気仙沼市まで約1時間、宮古市まで約20分と、40分以上も短縮になりました。そして6月22日に大槌ICと釜石北ICがつながって宮古から気仙沼までがつながります。近い将来、仙台エリアから八戸までがつながることになります。この区間は復興道路の位置づけとして無料区間に設定されているので、ヒトやモノの流れも変わるでしょう。
 鉄路と陸路が便利になり三陸沿岸のGWは大賑わいでした。観光客が増えたと喜ぶ一方で、宿泊環境の整備が追い付いていないため、道の駅や大きな駐車場で車中泊している方々も多くいらっしゃいました。
 釜石鵜住居復興スタジアムではラグビーワールドカップが9月25日と10月13日の2試合開催され、その前に日本代表とフィジー代表による国際試合が7月27日に開催されます。微力ながらラグビーワールドカップの地域の盛り上げをさせていただいていますが、ここから更にいろいろと物事が速度をもって進んでいくと思います。

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