たべるの

白花豆と空豆のサラダ

2011年5月24日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は600個目のレシピ「白花豆と空豆のサラダ」をお届けします。

うっかりしていましたが、今回が「おうちでごはん」600回目。
600の料理を紹介したなんて、自分でもピンと来ませんが、
連載を始めて3年半、ほぼ毎日更新していたら、こんな数になっていた。
その間に、単に趣味だった料理が今では立派な仕事になり、
雑誌の連載や料理番組や料理教室をしているなんて…本当に不思議。

改めて考えてみると、いつにも増して感慨深い今日の料理。
極めてシンプル、でも、いろんな思いのこもった600回目のお皿です。

「白花豆と空豆のサラダ」

【材料】

白花豆 50g
空豆 5本
生ハム 4枚
パルメジャーノ お好みの量
オリーブオイル、塩、黒コショウ 各適宜

〜美味しい豆の煮方〜
豆はまとめて処理する。1袋(300g)単位が扱いやすい。

  1. ざっと洗って3倍の量の水に1晩漬けて戻す。
  2. 漬けていた水は捨て、大鍋で豆の2倍の量の水と一緒に火に掛ける。一度沸騰したら弱火。
  3. 豆の頭が出ないよう水を足しながら静かに似ていく。約30分、ふっくらと煮えたら火を止めて、鍋の中でゆっくりと冷ます。
  4. 保存は煮汁と一緒に。冷蔵庫なら2〜3日。小分けにして冷凍すれば使いたいときに使えて便利。

【作り方】

  1. 空豆は薄皮に切れ込みを入れる。
  2. たっぷりのお湯を沸かし塩ひとつまみを入れ空豆を茹でる。
  3. 器に白花豆と空豆を盛りつけ、生ハムをくるくると巻いたもの、薄切りにしたパルメジャーノをバランス良く配置する。
  4. 上質のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルと天然塩、黒コショウを振って出来上がり。

塩コショウとオイルだけ。
一晩掛けて戻しじっくりと煮た白花豆を、一番おいしくいただく方法です。
乾物の扱いって、時間が掛かって敬遠されがちだけど、
寝る前に水に漬けて、翌日仕事の合間にコトコト煮れば、全く苦にならない。
煮えた直後の豆の美味しさは、もうそれだけでクラクラするほど美味しいの!
一度にたくさん煮ておけば、あとは使いたいときに使えて便利。
とても合理的だし、なにより丁寧に煮た豆の旨さを味わえるのがいい。

こうした暮らし方、料理の仕方を、わたしは大事にしたいなって思う。
そして、自分で作った野菜が食卓に上るのは、最高の幸せです。
これからも、毎日を大切に、丁寧に、そんな思いで料理をしたいと思います。

さて、今回の料理に合わせたワインもご紹介します。

「オールドコーチロード リースリング」
ニュージーランド 

最近お気に入りのワイナリー「サイフリード」のカジュアルライン。
「旧馬車道=オールドコーチロード」と名乗るこのシリーズは、車輪のデザインが目印。
白が特にオススメで、リースリングは甘酸っぱさの中にほろ苦さがあり、魚介のカルパッチョやサラダなどと相性が抜群。

キリリと冷やせば、夏の普段飲みにぴったり。

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