白花豆と空豆のサラダ
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は600個目のレシピ「白花豆と空豆のサラダ」をお届けします。
うっかりしていましたが、今回が「おうちでごはん」600回目。
600の料理を紹介したなんて、自分でもピンと来ませんが、
連載を始めて3年半、ほぼ毎日更新していたら、こんな数になっていた。
その間に、単に趣味だった料理が今では立派な仕事になり、
雑誌の連載や料理番組や料理教室をしているなんて…本当に不思議。
改めて考えてみると、いつにも増して感慨深い今日の料理。
極めてシンプル、でも、いろんな思いのこもった600回目のお皿です。
「白花豆と空豆のサラダ」
【材料】
白花豆 | 50g |
空豆 | 5本 |
生ハム | 4枚 |
パルメジャーノ | お好みの量 |
オリーブオイル、塩、黒コショウ | 各適宜 |
〜美味しい豆の煮方〜
豆はまとめて処理する。1袋(300g)単位が扱いやすい。
- ざっと洗って3倍の量の水に1晩漬けて戻す。
- 漬けていた水は捨て、大鍋で豆の2倍の量の水と一緒に火に掛ける。一度沸騰したら弱火。
- 豆の頭が出ないよう水を足しながら静かに似ていく。約30分、ふっくらと煮えたら火を止めて、鍋の中でゆっくりと冷ます。
- 保存は煮汁と一緒に。冷蔵庫なら2〜3日。小分けにして冷凍すれば使いたいときに使えて便利。
【作り方】
- 空豆は薄皮に切れ込みを入れる。
- たっぷりのお湯を沸かし塩ひとつまみを入れ空豆を茹でる。
- 器に白花豆と空豆を盛りつけ、生ハムをくるくると巻いたもの、薄切りにしたパルメジャーノをバランス良く配置する。
- 上質のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルと天然塩、黒コショウを振って出来上がり。
塩コショウとオイルだけ。
一晩掛けて戻しじっくりと煮た白花豆を、一番おいしくいただく方法です。
乾物の扱いって、時間が掛かって敬遠されがちだけど、
寝る前に水に漬けて、翌日仕事の合間にコトコト煮れば、全く苦にならない。
煮えた直後の豆の美味しさは、もうそれだけでクラクラするほど美味しいの!
一度にたくさん煮ておけば、あとは使いたいときに使えて便利。
とても合理的だし、なにより丁寧に煮た豆の旨さを味わえるのがいい。
こうした暮らし方、料理の仕方を、わたしは大事にしたいなって思う。
そして、自分で作った野菜が食卓に上るのは、最高の幸せです。
これからも、毎日を大切に、丁寧に、そんな思いで料理をしたいと思います。
さて、今回の料理に合わせたワインもご紹介します。
「オールドコーチロード リースリング」
ニュージーランド
最近お気に入りのワイナリー「サイフリード」のカジュアルライン。
「旧馬車道=オールドコーチロード」と名乗るこのシリーズは、車輪のデザインが目印。
白が特にオススメで、リースリングは甘酸っぱさの中にほろ苦さがあり、魚介のカルパッチョやサラダなどと相性が抜群。
キリリと冷やせば、夏の普段飲みにぴったり。
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