たべるの

カブとアキレス腱のトロトロ煮

2010年6月3日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は果物みたいなカブと牛のアキレス腱でトロトロ煮込みを作ります。

カブは冬の野菜、と思いきや、春から初夏に掛けても実は美味しい。
大ぶりでみずみずしく糖度が高い、まるで果物のようなカブ。
巷では「ピーチかぶ」なんて呼ばれるものがあるそうですが、
冬のカブとはまた違った味わい方を楽しめます。

今日はそんなカブと、久々に入手できた牛の「アキレス腱」を、
じっくりトロトロになるまで煮込んでみました。

「カブとアキレス腱のトロトロ煮」

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【材料】

カブ 3コ
アキレス腱(牛すじ) 300g
タマネギ 1コ
白ワイン 1カップ
顆粒ブイヨン 10g
ハチミツ 小さじ1
トマトピューレ 大さじ1
バター 5g
塩、黒こしょう、小麦粉 各適宜

【作り方】

  1. これがアキレス腱。たっぷりと沸かした湯で3分ほど下茹でしておく。
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  2. 食べよい大きさにカットし、強めに塩コショウした後、小麦粉をまぶしておく。
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  3. フライパンに薄くオリーブオイルをひき、2の両面に香ばしい焼き色を付ける。余分な脂はペーパーで拭き取る。
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  4. スジを取り出した後のフライパンにバターを入れ、みじん切りのタマネギを炒める。水分が抜けてぺたっとするまで弱めの中火でしっかり炒める。
  5. 煮込み鍋に3と4を入れ、かぶる位の水を注ぎ、分量の白ワインとブイヨン、ハチミツを加え、蓋をして煮る。途中でトマトピューレも入れる。
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  6. 2~3時間、ひたすらコトコト煮る。スジが柔らかくなったら、厚めに皮をむき4等分したカブを入れ火を止める。蓋をしたまま10分程度、余熱でカブを蒸す。
  7. 塩コショウで味を調えたらできあがり。

作り方は至極簡単。必要なのは時間だけ。
アキレス腱はひたすらコトコト煮て、カブは仕上げに加えます。
トロトロのスジと食感を残したカブのコントラストが絶品なのです。
煮ている途中で、水気が減ってきたら、水をつぎ足しましょう。
常に「かぶっている」状態にすること。

あ、でも、アキレス腱が手に入らない、なんてこともありますね。
アキレス腱はスーパーなどでは滅多に手に入らないので、お肉屋さんに分けてもらいます。
それが難しいなら普通の牛すじでもいいし、シチュー用の塊肉でもいいし、
これを仔羊で作れば、フランス料理の定番「ナヴァラン」になります。

じっくり煮ている間に溶け出した牛のエキスが絶品。
そしてそれを吸ったカブは、もうクラクラするほどのお味です。
お時間ある時に、是非お試しくださいね!

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