鶏手羽元の赤ワイン醤油煮
ときどき、無性に甘塩っぱい味が恋しくなります。
醤油と酒と味醂を煮詰めて生まれる味は、白いごはんにぴったりです。
でも、ごはんのおかずではなく、ワインのお供にするならば…
ちょっとだけ味わいをライトにするのがオススメです。
わたしがよく使うのが、めんつゆと赤ワインを合わせる技。
二倍濃縮のめんつゆと同量の赤ワインで絶品の合わせ調味料になります。
今日はその合わせ技を使って鶏の手羽元を煮てみましょう。
「鶏手羽元の赤ワイン醤油煮」
【材料】
鶏手羽元 | 8本 |
ニンニク | 1カケ |
めんつゆ(二倍濃縮) | 100cc |
赤ワイン | 100cc |
水 | 100cc |
マスタード | 大さじ1〜2 |
オリーブオイル、塩、黒コショウ、小麦粉 | 各適宜 |
【作り方】
- 鶏手羽元はペーパーで水気を拭き取り、骨に沿って切り込みを入れ、塩コショウを振る。
- 全体に薄く小麦粉を振る。
- フライパンにオリーブオイルをひき、潰したニンニクを入れ、2を中火できつね色になるまでしっかりと焼き付ける。
- 余分な油をペーパーで拭き取ってから、めんつゆ、赤ワイン、水を注ぎ入れ、強火で沸かした後、蓋をして中火で煮る。
- 7〜8分程度煮たら蓋をはずし、火を強めて汁気を飛ばす。器に盛り、マスタードを添えていただきます。
めんつゆと赤ワインの合わせ技、濃そうに見えて実は意外とライトなのです。
ワインの酸味がそうさせるのでしょうね。
それでいてコクや風味が加わり、もちろん赤ワインとの相性もアップ。
マスタードを添えると、さらにさっぱりとお洒落な味になりますよ。
合わせたワインは…
シエッラ・ノルテ
「マリルナ・ティント」
スペインのバレンシア地方で作られるコスパ抜群のワイン。ブドウ品種は、ボバル、テンプラニーニョ、モナストレル。しっかりとした厚みや濃さがありつつ、涼やかな酸味もあり、洗練された印象のある優秀なワインです。
香りや色合いは、一瞬「どっしり系?」と思いきや、飲んでみるとフレッシュさやエレガントな酸もあり、非常に洗練されているのです。
なので、赤ワインを加えた「甘辛煮」が、ちょうど良いバランスなのです。
さらにマスタードの酸も効果抜群。
マリアージュは計算通りの大成功でした!
こうした典型的な和食を、ワイン用にアレンジするのって本当に面白い。
ちょっとした工夫でワインとの相性がぐーーーんとアップするのです。
皆さまも是非お試し下さいね!
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