たべるの

たべるのラム部 「カレーの日」レポート

2019年1月24日
梅沢義明梅沢義明

新年のご挨拶

 遅ればせながら明けましておめでとうございます。昨年はたべるのラム部に参加させていただき、拙いレポートにもかかわらず掲載していただき、あらためましてありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月22日(火)、「カレーの日」

 1982年のこの日に、全国学校栄養士協議会で1月22日の給食をカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことに由来するそうです。学校給食が始まって35周年を記念して制定されたそうです。
 思い起こせば、大学の寮が「土曜日はカレーの日」だったと記憶しています。大きなジャガイモがごろっと入った家庭的なカレーでした。また海上自衛隊では、「毎週金曜日」がその日にあたると聞いたことがあります。

クレソンと豆乳のラムカレー

 さて、「ひとりめし」な我が家はカレーの頻度が高く、最近はすっかり豆乳でつくるカレーが定番になっています。今夜は「クレソンと豆乳のラムカレー」にしようと早々に決めていました。私には日常的な食材なのですが、メニューの名前だけを聞けば「クセのある食材の宝石箱」ですね(笑)。ですが、思ったほどクセが強くないカレーに仕上がりました。
 実は今、大槌ではクレソンの栽培に力を入れ始めていて、昨年は大手スーパーで試験販売をしたところ大好評でした。大槌は三陸のリアス海岸特有の海と山が近接した地域で、平地が少なく農作物の収量は決して多くはないのですが、豊かな森林により豊富な地下水が川や海に注いでいます。まちなかでもいたるところに湧水があり、豊富な湧水を生活に使って暮らせる水の町でもあります。そんな大槌の清流で育ったクレソンは従来のクレソンのイメージを覆してくれました。ごはんのおともになり、主役になれる味わいでした。近い将来、大槌で育ったクレソンがみなさんの食卓にのぼるようになったらなんて想像しています。
 私自身にはアレルギーや苦手な食材はないのですが、できるだけ多くの方々が一緒に食事することができるものをと思い、グルテンフリーのカレーを作るようにしています。この日は菜の花やエシャレットを添えてみました。刻んだクレソンをカレーに入れてみました。ラムはカレーと一緒に煮込まずに別でグリルして後乗せしました。それでもわずか20分の時短カレーです。異なる風味がマッチしたカレーができました。
 今回は生鮮食材を使用しましたが、普段は冷凍食品なども使います。冷凍食品を使うことに罪の意識を感じてしまう方が決して少なくないそうですね。そうした気持ちを解放するために「ギルトフリー」なんて言葉を最近はよく耳にします。様々な事情によりほしいものが手に入らないこともあると思います。大槌のスーパーにエシャロットが並んでいることをして、復興が進んでいるのかなと感じました。

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