赤巻きでコブサラダ
富山出身者にとって、巻き蒲鉾、しかも「赤い」ぐるぐるの「赤巻き」は、
余りに身近で、余りに親しみ深く、手を伸ばせばいつでも食べられる…
そんな存在ではないでしょうか。
ところが、故郷を離れ、東京で暮らし始めると、
この赤巻きが、富山以外では入手困難な、特別なものだと思い知るわけです。
久し振りに赤巻きを手に取って、まずはおうどんに入れました。
当然です。基本です。
素うどんではなく、カレーうどんに入れたのが、わたしのこだわりです。
その後は…ちょっと考えました。
考えている間に、ひよこ豆を茹でました。
茹でたひよこ豆を眺めていたら、サラダが食べたくなりました。
ひよこ豆のサラダと言えば、コブサラダですね。
お豆のサイズに合わせて、他の野菜をサイコロ状にカットするのですが、
いきおい、赤巻きも、サイコロに切ってみました。
あら、かわいい!
ちょうど開けたロゼワインと合わせてみました。
あら、素晴らしく合います!
子供の頃は、この赤巻きが蒲鉾の全てでした。
そんな赤巻きをおつまみに、ロゼワインを飲む大人になるなんて、
あの頃のわたしは想像だにしていませんでした。
ま、当然な成り行きとも、言えるわけですが…。
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