「昆布しぐれ」でワインに合う前菜3種
富山の蒲鉾と切っても切り離せないのが「昆布」なんです。
その縁(えにし)を紐解けば江戸の昔に遡るのですが、
まあその物語がいつかゆっくりお話しするとして(笑)、
昆布と蒲鉾の素晴らしいマリアージュを味わえるのが河内屋さんの「昆布しぐれ」です。
しぐれとは、時雨、一時的に降ったり止んだりする雨のこと。
そこからくる「しぐれ煮」の語源には、いろいろな風味が口の中を通り過ぎることから、一時的に降る時雨にたとえて「しぐれ煮(時雨蛤)」と名付けられたいう説や、時雨の降る時期が最もハマグリがおいしくなる季節だからといった説があります。
いずれにせよ、蒲鉾の中に、昆布の味わいがふわっと行ったり来たりするのが、この「しぐれ」の魅力です。
2月から3月にかけて、この蒲鉾「昆布しぐれ」がわたしの食卓や料理教室で大活躍でした。
前菜として・・
焼きオレンジとしぐれの前菜。
大発見だったのが、グリルしたオレンジとしぐれの圧倒的な相性の良さ!
焼いて糖度が増したオレンジと、焼いて香ばしくなたしぐれが本当に美味しいいのです。
同じく、ちょっと焼いたしぐれを、いろいろな野菜と共にサラダ仕立てで。
いやこれもまた素晴らしくおいしかった。。
生野菜、温野菜、蒸し野菜、そして柑橘・・いろいろをしぐれと共に・・まさしく「しぐれ」な味わい!
オリーブオイルと塩とビネガーというシンプルな味付けで十分です。
もう一つ、こんな前菜も。
ロマネスコとしぐれのピンチョス・・・。
ピクルス液でマリネしたロマネスコとしぐれをピンで打っただけ。
シンプルなのですが、素材の味わいが引き立って、とっても評判がよかった一品です。
昆布しぐれ・・もう、ワインの万能おつまみ!です!
コメント