たべるの

今年のズッキーニ。パートⅡ

2014年6月27日
さいこさいこ

収穫しごろを逃さず食べられた、おいしいズッキーニの話を前回させていただいた。だが、今年のズッキーニは止まらなかった。収穫第三弾では、ぐんぐん成長した「おばけズッキーニ」が、ずっしりたっぷり。今年もやっぱり「一週間でこんなに育つなんて!」を目の当たりにすることになったのだ。ただ、小ぶりな初ものズッキーニの美味しさを、しっかり味わえた余裕からか、おいしいところは友人におすそわけ、「大きいのこそ、私がちゃんと食べてやろう」と闘志がわきあがり、日々いろいろ格闘中である。

沢樹さんのレポートにあったように、ヨーロッパではマーロウと呼ばれ大きなズッキーニはスープや煮込み料理に重宝されているもよう。ラタトゥイユはその代表だけれど、すでに第二弾で作ったからなぁ…そうか、何も洋風にこだわらなくたっていいじゃないか、とひらめいた。あらためて眺めてみると、なんだか冬瓜に似ているぞ。スパッと切ったら、やっぱり冬瓜に似ているぞ。そんなわけで干しエビの出汁でことこと煮てみた。

どうです、ちょっとした小料理に見えません? 見た目だけでなく、やわらかくなった味わいもなかなか。写真はあくまで写真用の盛付けでして、実際にはお椀にたっぷり、旨味のとけでたお汁もごくごく。冬瓜流がうまくいくと確信したので、もう一品。こんどは、かつお出汁にツナもいれて、おかず煮。とろみをつけたら、おっ、ご飯にかけてもいい感じ。

冬瓜にも似ているけれど、切口をみたら大きく育った胡瓜にも似ていると気づく。さっそく種の部分をのぞいて、薄くスライス。

軽く塩もみ、カニかまと和えたら、お酢をきかせてサラダ風に。胡瓜のような強い香りがなく、いくらでも食べられる爽やかな一品ができあがった。きゅうりの何倍も大きなズッキーニ、半本とはいえ保存容器にあふれんばかり大量の常備菜に。朝も夜も、しゃきしゃき感が嬉しい副菜となった。

旨味のある水分が濃い。大きくなったぶん実は淡泊だが、組み合わせた出汁や油、素材の風味を吸い込む。なるほど、ならばカレーにしない手はないな。キーマドライカレー・ズッキーニこれでもか入りが出来上がった。
それでもまだある、ズッキーニ。畑で採れ始めた茄子やいんげんといっしょに揚げびたしにして常備菜にする。ごはんや、そうめんにのっければ、一気に豪華な一食だ。

おばけズッキーニ料理。正直、ズッキーニならではの香りや味を楽しめるかと問われれば微妙である。なのに何だか嬉しくなる、味わいがある。まだまだ珍しい野菜だからだろうか。野菜をたっぷり体にいれる満足感が、喜びを後押しする。塩分を排出するカリウムや、美容にうれしいビタミンCがたっぷり含まれる、アンチエイジングな野菜。今日も帰ったら食べなくっちゃ。畑にごちそうさま。

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